歯科クリニックの現状・種類と選び方

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医療歯科渋谷

ここ数年、歯科クリニックの取り巻く状況としては、その余剰が課題となってなっています。年間、歯科医の国家資格を取得する人は2、300人を超えていますが、歯科医には明確な定年がないため、通例、診察ができなくなるまでクリニックを閉院することはありませんから、引退する人が資格取得者を下回ることがないのがその原因です。その一方で、ここ数年での歯科技術の進化には目覚ましいものがあります。インプラントをはじめとする、最先端の医療技術はもちろん、審美・美容の分野におけるホワイトニング技術など、年々、進化を続けています。

そのため、歯科と一口に言っても、予防、審美・美容、矯正、小児、インプラントなど様々なカテゴリに細分化しており、歯科クリニックはそれぞれの特徴を出して、他のクリニックとの差別化を図っているところです。利用する側からすると、各歯科クリニックがそれぞれ特徴を出して、高いスキルを提供してくれることは選択肢が増えることですから歓迎すべきことです。その分、歯科クリニックを選ぶ際には、自分がどういった治療を受けたいのかを明確にすることが大切です。したがって、歯科についての知識をしっかりと情報収集しておくことがクリニック選びに役立ちます。

予防歯科とはその名の通り、虫歯や歯肉炎などを予防するためのカテゴリになります。虫歯や歯肉炎については、日常生活の中で歯の磨き方一つ、歯茎マッサージを習慣化させることで、十分に防ぐことができるのです。なお、自分で行う予防行為をセルフケアと言います。学校や職場に訪問して、正しいセルフケアをレクチャーしている歯科クリニックもあり、その浸透に尽力しています。

また、定期的に歯科クリニックを訪れることで、日々の口内ケアについて学ぶことができるとともに、様々な予防処置を行うことができます。このことをプロフェッショナルケアと言います。有名なところでは、フッ素塗布があげられますが、プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニングも最近人気を集めています。これは、歯科衛生士による歯のクリーニングのことで、歯の表面に付着したバイオフィルムと呼ばれる虫歯菌や歯周病原因菌を専用機器によって除去するものです。

また、定期的に歯科クリニックを訪れることで口内の状況をチェックすることで、虫歯や歯周病を早期に発見できることも大きなメリットです。早期発見、早期治療を施すことで、治療方法は変わっていきますし、当然、早ければ早いほど治療期間も短くなります。審美・予防歯科は、ここ数年で非常に患者数が伸びた分野だと言えます。通常の歯科治療の目的は、虫歯や歯周病を完治させることですから、外観については重要視していません。

したがって、銀の被せ物や詰め物で治療することは当然ですし、差し歯についても材質には治療に適した最低限のものが選ばれています。しかしながら、口元は顔の印象に大きな影響を与えるものですから、特に女性については白く美しく仕上げたいという願望を持っています。こういった願望に応える形で審美・美容歯科の分野は進化してきました。差し歯については、オールセラミック、ハイブリッドセラミックと呼ばれる、より天然の歯に近い材質が開発され、非常に人気を集めています。

また、ホワイトニング技術の進化には目覚ましものがありますが、最近ではラミネートベニアといった技術も注目を集めています。これは、歯の表面を薄く削り落として、そこに薄いシェルを貼り付けるもので、歯間の隙間を閉じたり、着色・変色したものを白く仕上げることができます。これらの治療は、いわゆる医療行為と認められていないため、保険の適用外になりますから、治療費が高額になります。したがって、事前に歯科医と治療方法や治療費についてはしっかりと説明を受けることが大切です。

矯正歯科は、いわゆる歯並びを矯正するものですが、単に見た目を矯正するものではありません。最も重要なのは正しい噛み合わせを作ることです。噛み合わせが悪いと、食物を嚙み砕くことが不十分になりますから、消化・吸収に大きな影響を与え内臓疾患を引き起こすことさえあります。また、日々のセルフケアも難しいので虫歯や歯周病にもなりやすく、発音が悪くなるなど様々な不具合があります。

矯正治療には矯正器具による治療が一般的であり、その器具の違いによりプラケット矯正、マウスピース矯正の2種類があります。一定期間、矯正器具を装着することで、顎の骨格を矯正することが可能となり、出っ歯、受け口、交叉咬合などの改善に大きな効果が期待できます。また、最近ではインプラントによる矯正治療も可能となりましたから、より、治療の幅は広がっています。しかしながら、その症状が重くこれらの治療が適さない場合には、顎の骨を削るなどの手術が必要となる場合もあります。

中には矯正治療は成人になるとできないと思っている人も少なくありませんが、成人でも治療は可能です。歯並びや噛み合わせについては、外観だけではわからない場合もありますので、一度、検診を受けると良いでしょう。小児歯科は、乳幼児から永久歯に生え変わる12歳頃までの児童を対象としています。将来、虫歯や歯周病のない健康な口内環境を作るには、この時期のケアがとても大切になります。

しかしながら、「歯医者さんはこわい」というイメージが子供には根付いていますので、子供たちが来院しやすい歯科クリニック作りが大切になりますから、一般のクリニックとは別にレイアウトや室内装飾に工夫が施されているのが特徴です。具体的な治療については、虫歯の治療や永久歯への生え変わりのサポートのほか、矯正治療があります。特に矯正治療については、最近の子供たちは柔らかい食べ物を好む傾向が強く、噛み合わせが悪くなる傾向がありますので、顎の骨が形成されるまでに検診を受け、適切な処置を行うことが大切になります。また、予防歯科の分野ではフッ素塗布や正しい歯の磨き方を学ぶのもこの時期が最適です。

小児歯科では、子供たちに「歯医者がこわい」というイメージから「大切なところ」といった意識改革をすることが大切ですが、同時に大人たちにも口内環境を正常化することが歯だけでなく体調管理にも重要であることを知ってもらう絶好に機会でもあることから、一般の歯科に併設していることも少なくありません。インプラント技術やそこに使用される材質、治療器具の進化には目を見張るものがあります。もともと海外では、一般的な治療法でしたが日本で本格的に導入されたのは十数年前からであり「治療費が高い」といったイメージが先行してきました。特に技術面については不安視される声があったのも事実です。

しかしながら、最近ではインプラントに特化した歯科クリニックが数多く開院しており、最新の設備が設置されていることはもちろん、歯科医のスキルが格段に向上しています。また、治療費については、保険の対象外となることから、歯科クリニックが独自に価格設定を行うことができますが、安価で上質なセラミックなどが開発されたこと、インプラントを定着させたいとのクリニック側の想いから、徐々に引き下げられている傾向にあります。インプラント治療は一般的になりつつありますが、その治療には専門的な知識と高い技術が必要であることから、歯科クリニック選びが大切であることは言うまでもありません。そこで、インプラント治療を検討する場合は、口コミサイトなどを利用するとともに、インプラント専門歯科衛生士が複数名在籍するクリニックを選び、治療の前に具体的な治療方法はもちろん、費用や治療後のケアなどについて、十分な説明を受けることが大切です。

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